どうも、肉と脂肪を蓄えなくてはいけないと身体が感じているのか食欲がいつにも増してしっかりあるホストファザーことHospaです。11月に入りめっきり寒くなってきました。
今回は、我が家のリピーターホームステイ者フランス人ガンダムマンが作ってくれたフランス流1?ご飯のご紹介です。
●ホームステイの子は時々、自国の料理を作ってくれたりします。
世界の有名料理ってありますよね。日本なら「寿司、てんぷら、うどん」とかかもしれませんし、フランスならばクレープ、チーズフォンデュ、ポトフなんかでしょうか。
でも、日本人が毎日毎日、寿司、てんぷら、うどんのローテーションで食事を回しているかといったら全然そんな事ないですよね。きっと世界も同じはずです。
そして家では家の「家庭料理」ってものがあるもので、それも立派な日本食な訳です。
また同じくホームステイ留学生が作ってくれる自国のテイストと文化を取り入れた料理もきっとその国のご飯になるでしょう。
●ガンダムマンが料理を作ってくれることになった
フランスでバリバリのビジネスマンの彼、ガンダムマンが「ワタシがご飯作ります。Hosma、たまにはゆったりして」と言ってくれたので、その日は彼に夕飯作りをお任せしてみました。Hosmaちゃんは一食分の食事作り家事から離れられるので小躍りしていました。
Hosmaちゃん、ご飯作りは苦ではないようですが、それでもたまにはやっぱり主婦業、ホストマザー業に「休息」があると嬉しいようです。
そしてガンダムマンが作ってくれたフレンチ流創作料理のメニュー内容というのは、白米に、白アスパラガスと蟹、パクチーのスープ。そしてメインディッシュに鶏肉イチジク和え。
イチジクを料理に使うって、所変わればアイデアも変わるもんだなーとどんな味がするんだ?とちょっと恐る恐る、そして好奇心と共に口に運びました。
普段食べる、食べ慣れたHosmaちゃんの味付とはガラッと変わって不思議な感じです。白アスパラガスと蟹のスープなんてまぁHosmaちゃんの料理レシピにはなかったですし、鶏肉にイチジクを合えたメインディッシュはHospa生まれて初めて食しました。
味は、砂糖は不使用というのに鶏肉に絡むイチジクの甘味と、時々プチプチとイチジクの種触感がなんとも言えず、一言でいえば、「慣れない」でした。まずくはないのだけど、慣れないせいか、フシギ感が口いっぱいに広がります。
いうなれば、初めて食べた酢豚に角切りパイナップルが入っていた、なんで食事に甘味が一角カツンと入っているんだ!?という感覚です。ですが、もしかしたらこれは彼の文化にとっては普通なのかもしれません。
フランスは世界三大料理の一つですし、いうなれば料理は芸術です。Hospaがその芸術を堪能する舌を持ち合わせていない、それだけの話しなのかもしれません。
●この体験から学んだこと
この体験からホストファミリー側のHospaは思いましたよ。きっとこれ、我が家にステイするホームステイの子たちも同じ気持ちを味わっているのだろうなぁ、と。 日本人にとっては普通の家庭料理だって、海外の方にしてみたら、ハジメテ食べるナンダコレ料理なはず。
日本人には慣れ親しんだ醤油やダシの味だって、最初は外国籍の人にしてみればあまりない調味料でフシギなアジアン料理な確率80%です。
日本人が普通に食べているものも、別の国の人にとっては慣れない食べ物、ってことがある訳ですよね。それを分かってあげると、ホームステイ留学生達が時には口に合わず、残してしまう事も今よりもうちょいワイドな気持ちで受け止めてあげられるんじゃないかな、そう思いました。
大変な事や辛い事があると、人は人に優しくなるらしいですね。その相手の気持ちが分かってあげられる、って事があるみたいなので。イチジク鶏肉飯は苦行ではなかったですが、自分自身もそうなんですけど、こういう自分の体験を通して、相手の事も察する能力がフツーの体感として理解できる、成熟した人間にうちのチビーズには将来なってもらいたいな、と日々の生活を通じてそう願ったりしています。
Hospa